妊娠中絶手術はどの年代の件数が多い?

日本人の死亡原因の第1位を占めるがんで亡くなる人は年間34万4105人、心疾患で亡くなる人は年間18万745人です。
しかし、第2位の18万745人よりも死亡数が多い、隠れた死亡原因があります。

それが、妊娠中絶です。
年間19万6639件という非常に多い件数です。
1日に536件という計算になります。
まだ生まれていない胎児なので、死亡者としては扱われません。
そのため何人と言う報告ではなく件数報告となります。
この多さは、世界でも類を見ません。

妊娠中絶と聞くと、10代の妊娠を思い浮かべるでしょう。
しかし、実際に年代別の件数を見て行くと、意外な結果が見えてきます。

平成25年の中絶総数は18万6253件です。
20歳未満の10代の中絶件数は1万9359件でした。
これに対して、20~24歳は4万268件、25~29歳は3万7999件、30~34歳は3万6757件でした。
そして40~44歳が1万237件、45~49歳が1237件です。

この数字だけを見れば、やはり10代や20代の若い世代に多いように思えます。
しかし妊娠総数に占める中絶の割合を見て行くと、そうとも言えません。
40代では妊娠総数そのものが少ないので、中絶件数も必然的に数としては少なくなります。

10代が妊娠が発覚して中絶と言う選択をする割合は約62%と確かに高い割合で中絶をしています。
しかし、45~49歳の女性が妊娠した場合は、25~29歳よりも高率に中絶を選択しています。

平成24年度の人口統計によると、20歳未満が中絶を選ぶ割合は61.8%、20~24歳は31.3%、25~29歳は12.3%、30~34歳は9.4%、35~39歳は13.8%、40~45歳は27.7%です。
それに対して、46~49歳では55.6%、50歳以上で妊娠した場合は30.4%が中絶と言う選択をしていました。
46~49歳では半数以上が中絶という選択肢を選んでいたのです。
意外と40代の中絶が多いという真実が隠されていました。

中絶を選んだ理由は当人たちにしか分りませんが、おそらく、もう閉経が近いし妊娠することはないだろうなどと安易に考えていて、まさかの妊娠だからでしょう。
妊娠することはないとタカを食っていたという理由で避妊をしていなかったと思われます。

20歳未満は、1万9359件、20~24歳は4万268件、25~29歳は3万7999件、30~34歳は3万6757件、40~44歳が1万237件、45~49歳が1237件となっています。

妊娠中絶手術可能時期と母体保護法について

現在の母体保護法で定められている中絶可能時期は、22週未満となっています。
つまり妊娠21週と6日までです。
それを過ぎると中絶することはできません。

母体保護法は、平成2年に制度を変えています。
昭和51年から平成2年までの中絶可能時期は、24週未満でした。
しかし、医療技術が進歩して、たとえ22週で早産しても、しっかりとNICU(新生児集中治療室)で管理すれば、胎児が助かる可能性が格段と高くなりました。
そのため、制度の見直しが行われたのです。

妊娠8週目で胎芽が胎児となります。
手足の形もはっきりとしてきて、顔のパーツも細かなところまでできてきます。
10週で2頭身ですが、すっかり人間らしい容姿となってきて瞼の開閉もできるようになります。

そして12週ともなると、性別も判るようになります。
この12週頃から、妊婦検診の際に子宮底長を測るようになります。
また、ダウン症の検査なども受けることができるようになります。

少し残酷な話ですが、中絶した胎児はどのように扱われるのでしょうか。
12週未満の場合は人ではなく「物」として扱われます。
医療廃棄物として取り扱われることになっています。
つまり、ゴミとして扱われます。
これが真実です。

12週以上の場合は、死産として届け出ます。
死亡届を提出しなければなりません。
そして墓地埋葬法によって死体という扱いとなり、火葬され埋葬されます。
その際の棺桶ですが、子供用の棺桶という物はありません。
大人用を半分に切ります。
だから、子供用の棺桶は2か所の角が直角です。

芸能人が高齢出産すると、高齢出産のリスクはそっちのけでマスコミが取り上げます。
しかし、その陰で、10代の出産以上に様々な問題も抱えています。
それが、高い割合で中絶を選んでいる理由の1つでしょう。

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