ピルを飲むだけでは性病は防げない

ピルを飲むだけでは性病を防ぐことはできません。
なぜなら、ピルは性病の治療薬ではないし、性病に効くような効果をもつ成分が含まれている訳ではないからです。
性病を予防するためには、しっかりとコンドームを着用する必要があります。

ピルは、望まない妊娠を回避するために服用するものです。
要するに、妊娠を回避することを目的として服用します。
もちろん、ピルを服用することによって、月経痛も軽減され、月経困難症の改善に用いられることもあります。
しかし、性病に対してピルが有効であることはありません。
ピルを服用していれば、性行為をしても安心と勘違いしている人も多くいますが、実際にはそのような事実はありません。

その理由は、性病の多くは性行為によって感染するものであるからです。
性病の多くは、粘液や血液など、体液の直接的な接触が感染の契機となります。
性行為に伴う感染を予防するためには、この体液同士の直接的な接触を断つしかありません。
そのため、性行為に伴う感染を防ぐためには、コンドームの着用が必須となります。
ピルを服用しているからと言って、性病を防げる訳ではないということをしっかりと認識することが大切です。

コンドームを付けてもらうようお願いする女性日本では避妊を目的としたピルが1999年に解禁されたという経緯があります。
このとき、避妊のためのツールとして、コンドームを利用するという重要性が落ち、ピルを飲んでいれば安心という間違った認識が広まってしまいました。
結果として、性病を予防するための正しい知識を持っていない人によって、性病の感染が広がってしまっています。
HIVやクラミジア、淋病といった性病を予防するためには、コンドームを活用することが最適であると考えられています。

男性はコンドームを着用し、女性はピルを服用するという方法が最も避妊できる可能性が高く、また、性病にも感染しにくい方法です。
ピルとコンドームの併用こそが大切です。
性病を防ぐためには、何よりもまずコンドームを着用することであることを認識することです。

性病も防ぐならコンドームの併用も必須

ピルによって避妊を行うだけでなく、性病も防ぐならコンドームの併用が必須です。
クラミジアや淋病、HIVなどの性病の感染を防ぐためには、コンドームの着用が必ず必要です。
ピルだけで予防することはできません。

ピルに含まれている主な成分は、細かい違いこそありますが女性ホルモンです。
この女性ホルモンを継続的に服用することによって、女性の体のホルモンバランスを妊娠しているときと似た状態にすることによって、卵子が精子を受精しないようにし、またたとえ卵子が精子を受精して受精卵になったとしても、受精卵が着床する子宮内膜の増殖を抑制することによって妊娠しないようにするという効果があります。

他方で、ピルと同様に避妊目的で用いられるコンドームは避妊のためのメカニズムが全く異なるものです。
コンドームは、男性の性器と女性の性器が直接接触することを防ぐことによって避妊という目的を達成します。
男性の性器と女性の性器の直接的な接触を防ぐことで性病の感染予防の効果を期待することができます。

そのため、同じ避妊を主要な目的としているとしても、ピルとコンドームとでは避妊のためのメカニズムが全く異なります。
ピルを服用しているだけでは、男性器と女性器の接触を避けることができないため性病の感染予防には役に立ちません。
もちろん、コンドームを着用することによっても防ぐことができない性病もありますが、着用しているのと、着用していないのでは感染確率に雲泥の差があります。

避妊を目的とするだけでなく、性病も予防するための最も良い方法は、ピルとコンドームを併用することです。
それによって自分を守ることができるようになるだけでなく、大切なパートナーも守ることができます。

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